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【読書感想】平成くん、さようなら【ネタバレあり】

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図書館の本 いらすとや

もうすぐ、平成も終わり新しい元号、令和がスタートしますね。

そんな今の時期にぴったりなタイトルだなと思い、社会学者の古市憲寿さん著の

平成くん、さようなら」を読んでみたので、読書感想です。

 

第160回芥川賞候補作

「平成くん、さようなら」は古市憲寿さんの初の小説で、

2018年、第160回芥川賞にノミネートされた作品として話題になりました。

惜しくも受賞とはなりませんでしたが、読みやすい文章でページ数もちょうど良いので、

読書が苦手な人にもオススメの作品です。

ちなみに第160回芥川賞受賞作は、

上田岳弘さん(39歳)の「ニムロッド」

町屋良平さん(35歳)の「1R(ラウンド)1分34秒」

以上、2作品となっております。

私は、この2作品は未読なので、どんな話かも分かりませんが、

芥川賞は受賞作、候補作共に、毎回読みやすいものが多いので、

気になる方はポチって見て下さいね!

順番待ちになりますが、図書館で予約することもオススメです☆

 

 

「平成くん、さようなら」 ネタバレ注意 

テレビによく出ている、古市さんの初小説「平成くん、さようなら」がどんなお話なのか

気になっている方の為に簡単なあらすじを。安楽死をテーマにしたお話だそうです。

 

主人公の平成くんは平成元年生まれで、「平成くん」という名前の男性です。

職業は、脚本を書いたり、本を書いたり、コメンテーターとしてテレビ出演したり、となんだか

古市さんと重なるような人物像です。

古市さんがおしゃれイズムに出演した際に、「平成くん、さようなら」の話になり

主人公にはもちろん自分も取り入れているけど、友人のメンタリスト ダイゴさんの要素が入っていると

おっしゃっていました。

ですが、主人公、平成くんは自身の論理的な部分に悩んでいる所があるけれど、

弱冠モデルとなっているメンタリスト ダイゴさんは、論理的であることを良し、としているので、

その部分は大きく違うかな、ということでした。

文章は、主人公の恋人「あいちゃん」目線で綴られています。

主人公の恋人あいちゃんは、現実でいう所のドラえもんみたいな作品の原作者の娘さんで、

著作権や印税で一生お金に困らないようなお金持ちで平成君と同じ年、同じ誕生日の女性です。

2人は、毎年映画化しているあいちゃんのお父さんの原作作品の映画の脚本を平成君が手掛けたことで、

出会ったんだったかな。 とにかく何かの対談か何かで初めて出会い、

あいちゃんの猛プッシュで付き合い始めたという感じです。

猛プッシュとは具体的にいうと断られても何度も食事に誘う。とにかく誘い続ける、といった感じです。

仕事もプライベートも順調そうな2人でしたが、ある日突然、平成くんが

「安楽死しようと思う」と言い出すのです。

この小説の世界では、安楽死が認められているようで。

安楽死を希望する理由として、平成くんは自分は平成くんという名前のおかげもあって、

平成という時代で一躍時の人となったけれど、平成が終わることによって、

古くなり、終わった人間になるから。というようなものでした。

平成が終わって、ブームが去っても仕事は無くならないだろうし、仮に仕事が全てなくなったとしても

恋人のあいちゃんはお金もちなんだから、生活には困らないし、2人で楽しく遊んで暮らせばいいじゃんって

思いますよね?!

理解不能だな、って思いました。

あいちゃんも最初はあまりにも突然に普通に言われたので了承してしまう形になったけれど、

後から安楽死を考えなおしてくれるように行動したり、言葉で引き止めたりします。

最後の方で判明しますが、平成くんが安楽死を希望した本当の理由は、

視野がどんどん狭くなり、やがて何も見えなくなる、という遺伝性の病気が原因だったのです。

今迄見えていたのに、視力が全くなくなってしまうなんて想像しただけで恐怖ですよね。

本当の理由が分かってからの展開はとてもせつなく、

最後には泣いてしまいました。

(私の涙腺は崩壊しているので結構すぐに泣いてしまいます。)

ハッピーエンド好きな私としてはこのお話は、平成くんの末路を想像したり、あいちゃんの心情を思うと

とてもせつなくなってしまうのですが、素敵なお話だと思いました。

結構、ネタバレしてしまいましたが、気になった方は読んでみて下さいね!!

 

著者の古市憲寿さんとは

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著者の古市さんはよくテレビ出演しているので、

ご存知の方が多いと思いますが1985年1月14日生まれの34歳で、

社会学者として、ニュース番組で辛口コメントをして炎上したり、

おしゃれイズムのような番組で特集されたりと、

メディアで人気者ですよね。

小説は「平成くん、さようなら」が初めての作品ですが、

社会学者として他にも著作はたくさんあるようです。

私は、最初、テレビでみて古市さんのことはどちらかというと嫌いだったのですが、

ずっと購入している漫画の帯にコメントを書いていたり、

いつも見ているバラエティー番組に出演していたりして、話を聞いているうちに

「古市さんって面白いな」と思い、今では好きになりました!

「平成くん、さようなら」を読み終わった今では、

古市さんの他の著作も読んでみたいと思っています。

今後、古市さんに書いて欲しいのはエッセイです。

言ってることが面白いので、エッセイを書いても面白いと思うので(笑)

 

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